2012年02月22日
タマが家族の一員であった日 その3
「見て見て、ほら~、目が開いてきたよ!」
タマがやって来て、一週間も経たない頃だろうか。何とも嬉しそうな声で私に話しかけてくる。
目が開き、瞳を顕にしたタマの顔を見ることが出来たのです。
地道に目を拭き、時に人間用の目薬を注して、小まめに処置?を続けた成果が現れたのでした。
小さな頭に大きな瞳。
ただ、少しだけ斜視っぽく見えるのが気になります。
「初めのうちはこんなんだろうか?」
でも目が開いたことで見た目が全然違うんです。
ついにタマは表情を得たのです。
子育て(猫・犬)経験の無い私には全てが初体験。
反面、妻は小さい頃から猫を飼っていて、何度かお産した子猫の面倒をみてきたようなのです。
だから手際も良いし、ドッシッと構えて居られる。まあ、実際二児の母でもあるし、お手の物と言えます。
とは言っても、真夜中にニャーニャーと泣き出し、ごはんを要求するのは我家の赤ん坊だった頃の娘たちと同じ。
猫だって赤ちゃんの時は二時間おきに泣き出します。
泣き出すと妻が起き出し、牛乳を温め、スポイトで飲ませます。
次は肛門を刺激し、排泄をさせるのです。
「どうして?」と聞くと、
「赤ちゃん猫は自分で排泄する力が無いのね。代わりに母猫が赤ちゃん猫の肛門を舐めて排泄を促すの。
母猫が居ない今は、私が代わりに刺激してあげないといけないから」と。
『おお~、スゴイ専門知識じゃないの。素直に感心、感心』
「長くないかも・・」と、初日の印象から発した言葉は撤回され、
「意外と大丈夫そうだね・・」へと変わりました。
その言葉には、何かしら訳の分からない事態が起こりえる可能性があるということでもあります。
と言っても、目が開いたことで一気に愛くるしさが増したのです。
これは私が恐れていた、“情”が移る瞬間でもありました・・。
続く・・

タマがやって来て、一週間も経たない頃だろうか。何とも嬉しそうな声で私に話しかけてくる。
目が開き、瞳を顕にしたタマの顔を見ることが出来たのです。
地道に目を拭き、時に人間用の目薬を注して、小まめに処置?を続けた成果が現れたのでした。
小さな頭に大きな瞳。
ただ、少しだけ斜視っぽく見えるのが気になります。
「初めのうちはこんなんだろうか?」
でも目が開いたことで見た目が全然違うんです。
ついにタマは表情を得たのです。
子育て(猫・犬)経験の無い私には全てが初体験。
反面、妻は小さい頃から猫を飼っていて、何度かお産した子猫の面倒をみてきたようなのです。
だから手際も良いし、ドッシッと構えて居られる。まあ、実際二児の母でもあるし、お手の物と言えます。
とは言っても、真夜中にニャーニャーと泣き出し、ごはんを要求するのは我家の赤ん坊だった頃の娘たちと同じ。
猫だって赤ちゃんの時は二時間おきに泣き出します。
泣き出すと妻が起き出し、牛乳を温め、スポイトで飲ませます。
次は肛門を刺激し、排泄をさせるのです。
「どうして?」と聞くと、
「赤ちゃん猫は自分で排泄する力が無いのね。代わりに母猫が赤ちゃん猫の肛門を舐めて排泄を促すの。
母猫が居ない今は、私が代わりに刺激してあげないといけないから」と。
『おお~、スゴイ専門知識じゃないの。素直に感心、感心』
「長くないかも・・」と、初日の印象から発した言葉は撤回され、
「意外と大丈夫そうだね・・」へと変わりました。
その言葉には、何かしら訳の分からない事態が起こりえる可能性があるということでもあります。
と言っても、目が開いたことで一気に愛くるしさが増したのです。
これは私が恐れていた、“情”が移る瞬間でもありました・・。
続く・・

Posted by ダーリー at 20:42│Comments(0)